こんにちは、そしてこんばんは、ぽこたろうです。
中学受験の塾って、どういうところがあるんだろう?
中学受験を経験していないので、どういう塾があるのかよく分かっていませんでした。
調べてみたところ、塾と一言で言っても、大手塾から中小塾、個別指導塾まで幅広くあるようです。
では具体的にどういう塾があるの?
分からないままではどの塾を選べば良いのか、困ってしまいます。
その塾にはどういう特徴があるの?進学実績は?子どもに合った環境なの?等、塾選びで気になることはたくさんありますね。
そこで今回は、首都圏の四大塾(SAPIX、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミー)のひとつであるSAPIXについて、特徴や塾選びのポイントについて見ていきたいと思います。
日能研・四谷大塚・早稲田アカデミーについては以下の記事で紹介しています。
個別指導については以下の記事で紹介しています。
特徴
SAPIXは、御三家を始めとする難関校において抜群の合格実績を誇る塾です。(合格実績は後述)
そのため、偏差値の高い学校を志望する場合に候補になる塾でしょう。
- テキストの内容が成績上位層に合わせてハイレベルなものになっている
- そのため、授業内容もハイレベルで進度も早い
- 理解度(処理能力)が高い子はどんどん実力をつけていく
一方で、成績上位層に合わせた内容であるため、それ以外のほとんどの子どもたちにとっては、付いていくのが大変な環境だとも言われています。
授業の進め方
学習の定着度を高める「復習主義」の進め方になっています。
授業で取り扱う単元について、授業前に予習をせず、塾で初めて習います。
そして、授業後の家庭学習において、塾で習った単元の復習をします。
復習を重視した流れになっているため、授業やテキストも復習をすることで学習効果を高められるような組み立てになっています。
年間のカリキュラムにも復習主義を意識したものになっており、
- 一つの単元が繰り返し形を変えたり、難易度が高くなって登場する
- 忘れてしまうことを前提に、繰り返し取り扱われる
- 繰り返しの中で、基本〜応用〜入試レベルまで引き上げる
という学習方法になっています。
気をつけるところとしては、復習主義のため、塾で学習した内容を家で復習する必要がある点です。
復習を上手くできるかどうかは家庭での勉強に依存してしまいますので、子ども一人で上手く進められない場合は、一緒に進める必要があります。
そのため、他の塾に比べて親のサポートが必要とも言われています。
子どもとの相性
このような性格の子どもと相性が良いと言われています。
- 負けず嫌い
- できぱきタイプ
- 課題の取り組みや発言を積極的にできる
授業の進度が早く、復習を要領良くやっていく必要もありますので、このような性格の子どもとの相性が良いですね。
また、同じような成績の子と切磋琢磨できるような性格だと、よりハイレベルを目指していけることになり、塾の環境ともマッチするでしょう。
合格実績
2021年入試の合格実績について、以下は御三家の合格実績になります。
男子 | 全合格者数 | SAPIX塾生合格者数 | 全合格者数に占めるSAPIX塾生の割合 |
開成 | 398 | 269 | 67.5% |
麻布 | 377 | 207 | 54.9% |
武蔵 | 183 | 61 | 33.3% |
女子 | 全合格者数 | SAPIX塾生合格者数 | 全合格者数に占めるSAPIX塾生の割合 |
桜蔭 | 283 | 160 | 56.5% |
女子学院 | 274 | 145 | 52.9% |
雙葉 | 115 | 54 | 46.9% |
最難関の御三家において、全合格者のうち約半数をSAPIX塾生が占めています。
開成にいたっては全合格者の67%がSAPIX塾生なので、3人に2人がSAPIX塾生ですね。
この合格実績から、難関校に非常に強い塾ということが分かります。
御三家以外の難関校や中堅校においても、抜群の合格実績を誇っています。
必要な費用
SAPIXでは他の塾に比べて費用がかかり、4年生から6年生の3年間でかかる費用は目安として約300万円と言われています。
学年 | 費用 |
4年生 | 約70万円 |
5年生 | 約90万円 |
6年生 | 約140万円 |
合計 | 約300万円 |
授業料の変更や、受講する講習や模試によって金額は前後します。
衝撃的な金額ですね。。
年間の授業料や夏期講習等でウン十万円もかかってしまいます。
中学受験対策には、こんなにもお金が必要なんですね。。
高いな、と思ってしまう一方で、この金額をかけてでも我が子が御三家や難関校へ進学することができる可能性に期待したい、と思ってしまうのも親心なのでしょうか。
まとめ
SAPIXの特徴をまとめます。
- 御三家を始めとする難関校への抜群の合格実績を誇っている
- それはSAPIXならではの徹底した復習主義、ハイレベルな授業内容、家庭での親の支援によって実現している
- 負けず嫌いで、てきぱきタイプの子どもとの相性が良い
- 首都圏四大塾の中で、一番お金がかかる。3年間で約300万円
今回は、首都圏四大塾のひとつであるSAPIXについて見てきました。
お金はかかりますが、抜群の合格実績を誇っていますので、難関校志望の場合は候補になる塾ではないでしょうか。
四大塾の他の塾(日能研・四谷大塚・早稲田アカデミー)については以下の記事で紹介しています。
塾の特徴をまとめておりますので是非ご覧ください。
それぞれ特徴や指導方針に違いがありますので、塾選びにおいてはご家庭の教育方針や志望校をどこにするのかが、主な判断材料になりますね。
個別指導については以下の記事で紹介しています。
以上、中学受験塾 SAPIX 特徴と塾選びのポイント、についてでした。
中学受験の長い旅路に、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは、また。
参考:SAPIXが監修をしている教材
さいごに参考として、SAPIXが監修をしている市販の教材の一部を紹介します。
SAPIX×漢(サピかん)
「SAPIX×漢(サピかん)」は、小学校で習う漢字が学年別に収録されているオールカラーの教材です。
漢字のイメージが理解しやすいようにイラストが多用されており、漢字を楽しく学べるように工夫されています。また、入試に向けたポイントも整理されています。
きらめき算数脳
「きらめき算数脳」は、ゲームのように楽しく問題を解いていける教材です。楽しみながら面白さを感じながら、思考力を身につけることができます。
オールカラーで分かりやすい工夫もされており、保護者向けの解答解説書も付いていますので、親子で一緒に「算数が楽しい!」という気持ちを共有しながら取り組むと、子どものやる気アップにもつながるでしょう。
遊んで身につける!理科実験カード
「遊んで身につける!理科実験カード」は、カードゲームの要領で遊びながら理科実験の知識が身につく教材です。実験器具や薬品等の知識が増えるほど有利にゲームを展開することができるという特徴がありますので、楽しみながら学ぶことができます。
白地図トレーニング帳
「白地図トレーニング帳」は、多くの受験生が苦手としている地図問題の書き込み式問題集です。暗記を目的とするものではなく、地図と地名・産業等の各要素を関連させながら学ぶことができます。
コピーを取って書き込んだり切り取ったり壁に貼ったりして、繰り返し学習するのも効果的です。
サピックス重大ニュース
「サピックス重大ニュース」は、生活に深く関連するニュース等について、原因や経緯・今後の影響等を分かりやすく解説している教材です。時事問題対策として入試に出題されそうな予想問題も掲載されています。
毎年最新版が発売されているので、その年に話題になったニュースを効果的に学習することができます。