こんにちは、そしてこんばんは、ぽこたろうです。
中学受験の世界では、「中学受験は親の受験」と言われています。
受験するのは子どもなのに、なぜなのでしょうか?
調べてみると、そこには中学受験ならではの事情がありました。
知っているのと知らないのでは大違い。
今回は、中学受験は「親の受験」と言われている理由についてまとめます。
中学受験ではやらないといけないことがたくさんある
中学受験でやらないといけないこととは、たとえばこのようなことです。
- 学習計画の策定
- 進捗状況の管理
- 日々のスケジュール管理
- 塾とのやりとり
- 講習・模試の申し込み
- 志望校の情報収集
- お弁当作り
- 体調管理
- 学校説明会への出席
- 志望校の選定
- 併願パターンの検討
- 受験スケジュールの確認
- 願書取り寄せ、出願等の手続き
- 受験当日の準備(持ち物・タイムスケジュール・交通手段の確認)
あくまでも代表的なものだけでもこれだけあるので、細かいものも含めるとこれの何倍にもなりそうです。
「日々やらないといけないこと」、「特定の時期にのみやること」が分かれますので、全て同時にやらないといけないものではありませんが、
それだとしても「大人でも全部できるのか?」と思ってしまうくらい、たくさんのことをやらないといけません。
小学生に何をどこまで求めるか。できれば勉強だけ頑張ってもらおう
中学受験でやらないといけないことを、「小学生である子どもに、何をどこまで求めるのか」が大事なポイントですね。
大人でも全部できるのか?と思ってしまうくらいなので、小学生で全てこなすのはまず不可能と考えて良いでしょう。
すると自然に、「勉強だけ頑張ってもらおう」という気持ちになるのではないでしょうか。
とはいえ、子どもに主体的にやってもらいたいこともあります。
個人の価値観で判断が分かれますが、以下3つが大事ではないでしょうか。
学校説明会への出席
子ども自身に学校の雰囲気を肌で感じてもらうとともに、受験の意欲を高めてもらうきっかけになります。
志望校選定の材料にもなりますので、子どもの主体的な参加を期待したいところです。
志望校の選定
子ども本人に、志望する学校を選んでもらうのが何より大事ですね。
自分の夢や希望を叶えるためにどの学校に行きたいのか、しっかり考えて選んでもらいたいです。
受験当日の準備
受験当日は親が付き添いをすることが多いですが、試験会場に入ってからや、付き添いができないことが起きたとき等、子どもひとりで対応しないといけない場面が発生します。
当日何か不足の事態が起きた場合でも子どもひとりで対応・行動ができるよう、当日の持ち物やタイムスケジュール・交通手段等、受験当日の準備を親子でやっておくと安心でしょう。
親のサポートなしでは受験に挑めない
小学生にできることは、時間的にも能力的にも限られます。
ただでさえ受験勉強で時間がありませんし、受験勉強をやりながら、大人でも大変な「中学受験でやらないといけないこと」を子どもにやってもらうのは、時間的にも内容的にも到底不可能です。
子どもでは対応できない「中学受験でやらないといけないこと」をやるには、親のサポートが必須です。
これが、「中学受験は親の受験」と言われいている理由ではないでしょうか。
親の負担はとても大きいものになりますが、中学受験を目指す子どものために、子どもの夢・将来のために、親の頑張りが求められるところですね。
以上、「中学受験は親の受験」と言われている理由についてでした。
中学受験の長い旅路に、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは、また。
参考:中学受験でオススメの本
さいごに参考として、中学受験でオススメの本を紹介します。
どれも一読しておきたい有用な本です。
中学受験 基本のキ!
「中学受験 基本のキ!」は、「なぜ中学受験をするのか?」という最も大事なところから、塾選び・学校選び・学年別の過ごし方・勉強方法等、中学受験における基本的な情報がギッシリ詰まっています。
これから中学受験を考えるご家庭も、中学受験を始めているけどまだ読んでいないご家庭も、読んでおいて損はないでしょう。
中学受験は親が9割
「中学受験は親が9割」は、中学受験の合否を決める9割が親にかかっているという意味で、家族の協力無しには中学受験は成功しないということを表しています。本書では中学受験の最新事情から、親がやるべき習慣・やってはいけない習慣、合格に向けて親が取り組むことについてまとめられています。
「中学受験 基本のキ!」と同様、読んでおいて損はない1冊です。
二月の勝者 -絶対合格の教室ー
「二月の勝者 -絶対合格の教室ー」は、ドラマ化もされている人気漫画で、中学受験の世界がリアルに描かれています。物語の展開に合わせた心情が、受験する子ども目線だけではなく大人(保護者)の目線でも描かれており、親の立場として感じるであろう気持ち(期待・迷い・不安・葛藤)をリアルに感じることができます。
漫画なので、親子で読んで気持ちを共有することもできますね。中学受験がどういうものかを知るには、オススメの漫画です。
中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ
「中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ」は、中学受験の始めから合格後までをシミュレーションできる漫画です。「中学受験のウソ?ホント?」と題したコラムも書かれており、中学受験を始めるにあたって気になるポイントも押さえることができます。
漫画でかつ1冊で完結しており気軽に読むことができますので、ます最初に読んでみるのがよいでしょう。