こんにちは、そしてこんばんは、ぽこたろうです。
中学受験をするのかしないのか、お悩みのご家庭が多いと思います。
考える上で押さえておくポイントとしては
- なぜ中学受験をするのか
- 中学受験後のメリット・デメリット
- 中学受験をしない場合のメリット・デメリット
- 本人の希望は?
といったところではないでしょうか。
今回は、ぽこたろう目線でこれらのポイントをひとつずつ整理してみたいと思います。
中学受験をするのかしないのかを考える上で、参考にしていただけると嬉しいです。
なぜ中学受験をするのか
以下の記事のおさらいにもなりますが、中学受験の目的を考えてみましょう。
ポイントとしては、
- 中高一貫で6年間のカリキュラム
- 難関大学への高い進学率
- 子どもの希望・個性に合った特色のある学校に通える
というような、公立中学とは明確な違いがありますので、中学受験をして、私立中学特有のベネフィットを享受したいのかどうかが、中学受験をするしないの判断材料になると思います。
中学受験のメリット・デメリット
子どもと親では考える内容が違いますので、子どもの目線・親の目線、それぞれでメリット・デメリットを考えた方がよいでしょう。
子どもの目線のメリット・デメリット
中学受験をする場合、実際に受験する立場・学校に通う立場で、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリットとしては
- 自分の個性に合った校風・特色のある学校に通うことができる
- 自分の夢や希望を叶えられる学校で、好きなことに打ち込める
- 自分が志望した学校に通うことで、モチベーション高く通学できる
デメリットとしては
- 小学校時代の友達と離ればなれになる
- 公立中学に比べて学校が遠くなる(通学時間がかかる)
- 大変な受験勉強が必要
親の目線のメリット・デメリット
中学受験をする場合、受験生の親の立場・学校に通わせる立場として、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリットとしては
- 子どもに充実した教育環境を与えてあげられる
- 難関大学への進学が期待できる
- 公立中には無い魅力・特色のあるカリキュラムの教育を期待できる
- 中学受験をとおしての成長も期待できる
デメリットとしては
- 受験対策の塾代が高い、公立中に比べて、入学後の学費も高い
- 受験サポートで負担がかかる
- 入学後は学費のほかに、通学費や独自の費用(課外授業等の費用)がかかる
中学受験をしなかった場合のメリット・デメリット
次に、中学受験をしなかった場合のメリット・デメリットを見ていきたいと思います。
中学受験をしなかった場合、学区内の公立中学に通うことになります。
その場合のメリット・デメリットを、同じく子ども目線・親の目線で考えてみます。
また、公立中学でも特色のある学校もありますので、そちらも見ていきます。
子どもの目線のメリット・デメリット
中学受験をしない場合、子どもの目線でどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリットとしては
- 小学校時代の友達と同じ学校に通える
- 小学校では別学区だった地元の人と友達になれる
- 家から学校が近いので通学が楽
デメリットとしては
- 自分で学校を選べない(学区内の学校に通学する)
- 入試が無く地元の子どもたちが通うため、良くも悪くも校風等に地域性が色濃く反映される
- 高校受験が必要になる
親の目線のメリット・デメリット
中学受験をしない場合、親の目線でどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリットとしては
- 学校が近いので通学時の心配が低減される
- 学費が少ない
デメリットとしては
- 私立に比べて特色のあるのカリキュラムが乏しい可能性がある
- 公立中学でも学校毎に特徴はあるが、学区により学校を選択できず、子どもに与えたいカリキュラムを選べない
- 高校受験に向けて準備が必要(塾に通わせる場合は塾代がかかる)
特色のある公立中学
ここまで見ていると勉強の観点では「私立中学が優れている、公立中学が劣っている」と感じてしまうかもしれませんが、そういうことではありません。
公立中学のでも特色のある学校はあります。
その中で今回は、東京の公立中御三家および義務教育学校について簡単に紹介したいと思います。
公立中御三家
東京の私立中学の御三家のように、公立中学にも御三家があります。
- 千代田区立 麹町中学校
- 文京区立 第六中学校
- 江戸川区立 清新第一中学校
それぞれ以下のような進路(エリートコース)を辿る生徒が多いため、名門校とされています。
- 麹町中学→都立日比谷高校→東大
- 第六中学→難関私立高校→東大
- 清新第一中学→都立の進学指導重点高校・難関私立高→東大
麹町中学・第六中学・清新第一中学はいずれも教育熱心がご家庭が集まっている学区のようです。
教育熱の高い地域性により、学力の高い生徒が集まり、学校自体の学力レベルが上がる、という構図になっていると思われます。
この三校以外にも名門校とされる公立中学校はたくさんあります。
学区内に住んでいないと通えないという制約はありますが、私立中学のように学力レベルが高い公立中学もあります。
自治体によっては学区を超えて通学できる制度もありますので、違う学区の名門公立中学に通学することも可能です。
義務教育学校
義務教育学校とは、小学校から中学校までの義務教育を一貫して行うことを目的とした学校です。
中高一貫校ではなく、小中一貫校ということですね。
文部科学省によると、2021年には全国で151校あり、生徒数は5万8千人にもなります。
通常の公立学校では小学校と中学校が学校として別々になりますが、義務教育学校では小中が同じ学校になりますので、一貫したカリキュラム・環境で学ぶことができます。
また、小学校から中学校へ進学した際に、不登校やいじめが多くなると言われている「中一ギャップ」が心配ですが、義務教育学校では「中一ギャップ」の原因となる環境の変化が低減されると言われています。
本人はどうしたい?最終的には本人が選択するのが理想的
中学受験をする・しないどちらにも、メリット・デメリットはあります。
学校の内容的なものから、お金にまつわることまで様々あり、中学受験をするのしないのか、判断が別れるところだと思います。
また、学区内の公立中学が本人にとって魅力的な学校なのかによっても、中学受験を選択肢とするのかが変わるのではないでしょうか。
いずれにしても、学校に通う子ども本人が「どの学校に通いたいか」が大切だと思います。
メリット・デメリットを比較しながら、最終的には本人の希望を第一に考えられると理想的ですね。
なかなか難しいと思いますが、本人に決めてもらうために(納得のいく選択をしてもらうために)、学校に関する情報を調べて、判断材料を与えてあげたいと思います。
以上、中学受験する?しない?本人の希望が第一、についてでした。
中学受験の長い旅路に、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは、また。
参考:中学受験でオススメの本
さいごに参考として、中学受験でオススメの本を紹介します。
どれも一読しておきたい有用な本です。
中学受験 基本のキ!
「中学受験 基本のキ!」は、「なぜ中学受験をするのか?」という最も大事なところから、塾選び・学校選び・学年別の過ごし方・勉強方法等、中学受験における基本的な情報がギッシリ詰まっています。
これから中学受験を考えるご家庭も、中学受験を始めているけどまだ読んでいないご家庭も、読んでおいて損はないでしょう。
中学受験は親が9割
「中学受験は親が9割」は、中学受験の合否を決める9割が親にかかっているという意味で、家族の協力無しには中学受験は成功しないということを表しています。本書では中学受験の最新事情から、親がやるべき習慣・やってはいけない習慣、合格に向けて親が取り組むことについてまとめられています。
「中学受験 基本のキ!」と同様、読んでおいて損はない1冊です。
二月の勝者 -絶対合格の教室ー
「二月の勝者 -絶対合格の教室ー」は、ドラマ化もされている人気漫画で、中学受験の世界がリアルに描かれています。物語の展開に合わせた心情が、受験する子ども目線だけではなく大人(保護者)の目線でも描かれており、親の立場として感じるであろう気持ち(期待・迷い・不安・葛藤)をリアルに感じることができます。
漫画なので、親子で読んで気持ちを共有することもできますね。中学受験がどういうものかを知るには、オススメの漫画です。
中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ
「中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ」は、中学受験の始めから合格後までをシミュレーションできる漫画です。「中学受験のウソ?ホント?」と題したコラムも書かれており、中学受験を始めるにあたって気になるポイントも押さえることができます。
漫画でかつ1冊で完結しており気軽に読むことができますので、ます最初に読んでみるのがよいでしょう。